慢性副鼻腔炎の手術をしました
2026年年初、以下の手術を受けました。
- 内視鏡下鼻副鼻腔手術IV型(汎副鼻腔手術)
- 粘膜下下鼻甲介骨切除術
- 鼻中隔矯正術
この記事では、術後の経過具合や、手術後にあると便利だったアイテムをご紹介します。
術後の経過具合は人によって千差万別なので、直接的な参考にはならないかもしれません。
ですが、術前と術後、私はネットの手術体験記に多いに励まされました。
私も誰かの励みになればと思い記録を残すことにしました。
私の場合、手術は日帰りではなく2泊3日の入院手術でした。
そのため、あると便利だったアイテムは病院に持ち込む想定で挙げています。
私の属性
手術を受けた当時の私を簡単に紹介します。
- 30代女
- 花粉症複数持ち、通年アレルギー持ち
- 鼻うがいは副鼻腔炎になる3、4年前から花粉症時や風邪をひいた時のみ使用
- 慢性副鼻腔炎で半年以上耳鼻科に通い抗生剤を飲み続けるも、良くならなかったため手術を希望
手術当日〜退院まで
入院案内に記載の持ち物は必ず持っていく
手術前に入院に関する説明を受けると思うのですが、「入院のご案内」的な紙には「入院に必要な持ち物」の記載があります。
そこに書かれているもので不要なものはないので、必ず持っていきましょう。
しかし、私は持ち物に書かれているもので一つだけ持っていかなかったものがあります。
イヤホン(テレビ用)です。テレビ用と書いてあるので、テレビを見たいなら有線イヤホンを使ってねということだと思うんですが、普段からテレビを見ないので要らないだろうと持っていきませんでした。
スマホで使うためのBluetoothイヤホンは持っていきました。
術後は口を閉じて寝れないので乾燥対策は必要
術後は麻酔から覚めた瞬間から、鼻にガーゼがパンパンに詰まっていて、全く鼻呼吸ができません。
辛いですね。鼻を強打した時のような痛みもあります。人によっては手術直後は熱が出る人もいます。
手術した当日が一番辛いので、とにかく体を休ませましょう。
のどぬ~るぬれマスク
起きている時はちびちびと水を飲んで口内を湿らせることができますが、寝ている時はできません。
口の中はからっからに乾きます。
少しでも乾燥感を和らげるためにオススメなのが「のどぬ~るぬれマスク」。私は就寝用立体タイプを持っていきました。
マスク一枚で、一回の睡眠時間分ほどはうるおいが続く想定のようです。
付けていれば劇的に乾きを防げるというわけではありませんでしたが、口元がひんやりしっとりとするので慰めにはなりました。
味のしない?のど飴
入院中に2袋消費しました。3袋持っていけば良かった……
舌を動かして積極的に舐めるというより、唾液分泌促進装置として口の中に置いておく感じで食べていました。
ガムでも良いと思うかもしれませんが、鼻呼吸はできない状況です。
ガムだと、口を閉じて咀嚼をし、呼吸のたびに口を開けるか、口を閉じずに咀嚼しなければいけません。
持っていくなら飴です。
味のしないのど飴は、手術直後の鼻が物理的に詰まっている状況でもほんのり甘く、術前と味が変わらなかったように思います。
風味がない分、鼻が効いてなくても味に差がなかったのかもしれません。
ベッドに横になったまま食べる時は、誤嚥に気をつけましょう。
リップクリーム
普段リップクリームを使わないという人も、用意しておいたほうが良いです。
ガーゼが取れるまで約3日ですが、その後もすぐに普段通りの鼻呼吸にはもどれません。
しばらくは手術をした箇所から血や滲出液が垂れてくるので、綿球で鼻に栓をする期間があります。
思ったよりも口呼吸の期間は長くなります。
リップクリームならなんでも良いですが、私のお気に入りは「メンソレータム 薬用リップ リペアワン」です。
洗顔シート
入院中は水を使って洗顔できません。私の入院した病院はシャワー室がありましたが、使える時間は午後の時間帯と決められていました。
朝起きて顔をさっぱりさせたい。そんな時に重宝したのが洗顔シートです。
洗顔シートとは、まるで洗顔したように皮脂や軽い汚れを落とし、かつ保湿も併せて行ってくれるようなシートのことを指すようです。
コンパクトで持ち歩きがしやすそう、という理由で私は「ズボラボ 朝用ふき取り化粧水シート」を持っていきました。
睡眠用音楽・ポッドキャスト
あらかじめスマホやタブレットにダウンロードしておくのがオススメです。
映画や漫画、携帯ゲームの持ち込みでも良いと思います。
私の場合は痛みで気が散って、内容を連続で理解し続ける必要があるものはダメでした。
瞑想ガイド音声や、睡眠導入音声を心を無にしてひたすら垂れ流していました。
退院後
術後の痛み
退院してガーゼが全て取れ、鼻に綿球を詰めなくて良くなっても、しばらくは痛いです。
私の場合、表情筋を大きく動かしても痛くならなくなるまで3ヶ月ほどかかりました。
また、痛みが一番後を引いたのは鼻中隔矯正術でした。
鼻中隔矯正術は鼻の真ん中の粘膜を切り、歪んでいる軟骨を軟骨を切り取ります。
切って縫う手術なので、縫った箇所が落ち着くまでは鼻を上に引き上げる感じで動かすのは痛くて難しいです。
また、鼻先を手で押さえて左右に振る動き、鼻がムズムズした時によくやっていたのですが、術後4ヶ月経った今でもそれをすると少し痛い時があります。
粘膜下下鼻甲介骨切除術はどこが痛む箇所だったのか分からず、副鼻腔手術は術後1ヶ月くらいまで顔面痛が時折起こる程度でした。
加湿器
手術後2ヶ月以上経つまで、部屋の湿度が50%程度だと鼻や眉間が痛くなり、そこから頭痛につながっていました。
60%あれば痛くはなかったです。
用意できない場合は前述のぬれマスクや、普通のマスクを就寝時も着用することをオススメします。
マスク
外出時に綿球をしている鼻を隠す目的でも、加湿目的でも使えます。
特に綿球が取れるか取れないかの時期にマスクはあると助かります。
綿球をしないと鼻呼吸ができて快適なんですが、空気がやたら冷たく染みるように感じます。
副鼻腔の粘膜が回復するまでは、マスクで加湿され、温まった空気を吸うと驚きが少なく済みます。
入院中も退院後もあって良かったもの
AI
入院中と、退院してもしばらくはずーっとChatGPTに、どこが痛い、あそこが痛い、今こんな状況だが問題ないか、普通なのか異常なのか、痛い痛いと話しかけ続けていました。
生身の人間だったらうっとうしがられる頻度でも、AIなら問題なし。
皮肉を言うことも怒り出すこともなく、ひたすら励まし、慰め続けてくれました。
そして何度かの術後の再診を経て、現在経過は良好です。
今後も鼻うがいは続く
生検の結果、好酸球性副鼻腔炎が確定しました。今のところ再発の兆しはありません。
好酸球性副鼻腔炎は再発がしやすい副鼻腔炎らしいので、花粉症シーズンではない時も、毎日鼻うがいをしたほうが良さそうです。
鼻うがいは「ハナクリーンS」という一回150mlの容器から入り、現在は「ハナクリーンα」という、一回300mlの容器を使用しています。
最近は花粉症の時期も終わり、鼻粘膜も安定してきており、鼻うがいをしても水しか流れてきません。
なので一回で200ml分の生理食塩水を作って鼻うがいをしています。
鼻うがいを習慣化したい場合、市販の溶剤を購入するよりも自分で生理食塩水を作れるようになっておくと安上がりです。
食卓塩と0.25gの計量スプーンがあると簡単に生理食塩水ができます。
自分で計算しなくても「〇〇mlの鼻うがい用の生理食塩水を作るのに、0.25gのスプーン何杯分の塩を入れれば良い?」と最寄りのAIに聞くだけです。
以上、手術後にあると便利なアイテムの紹介でした。
記事内でやたら痛いと連呼していますが、痛み止めが必要なほどの痛みは最初の数日だけで、鼻の中の詰め物が全て取れてからは痛み止めは不要でした。
目や脳に近い部分の手術は不安ですが、鼻呼吸が快適になり、後鼻漏に悩まされることがなくなったので、私はして良かったと思っています。
この記録が副鼻腔炎手術を控えている誰かの参考、もしくは励ましになれたら幸いです。



