雷の季節がやってきました
今年も夏がやってきました。
夏といえば雷。雷といえば頭痛。
頭痛に悩まされる季節の到来です。
雷の頭痛は天気痛予報上にあらわれない?
雷の到来とともに吐き気と頭痛がでてきて、天気痛に違いないと天気通予報を確認したのに、「通常」とか「安心」とか表示されていて「あれ? 天気痛じゃないの?」と思ったことがあります。
雷による頭痛は天気痛の一種ですが、メジャーな頭痛予報サイト、天気痛予報アプリなどにはゲリラ豪雨による気圧の変化は天気痛の指標に反映されないことが多いようです。激しい雷雨をもたらす積乱雲の発生から消滅は1時間程度と短いことに加え、発生するのも局所的なので、その日の予報として表示するのが難しいのでしょう。
実際、「頭痛ーる」の2026/7/26の予報では「大きな気圧変化はない」としつつも「雷雲が発生する恐れがあり」「急な体調の変化に注意してください」と呼びかけています。
天気痛予報として「要注意」とか「警戒」とか表示されていなくても、「大気の状態が不安定」の日は気をつけた方が良さそうです。
低気圧の天気痛より雷の天気痛の方が強烈
雷が来たときの症状はおおよそ以下の通りです。
- 目に違和感を覚える。だんだん違和感が目の奥に移動してくる
- ムカムカした吐き気が込み上げてくる
- 2の時点で薬を飲まずに放置すると目の違和感が頭痛に変化する
- 光や動作で頭痛が悪化する
いわゆる片頭痛ですね。
私の場合、どうも気圧の変動スピードが早ければ早いほど体調に変化が現れやすいような気がしています。
同じ気圧由来の頭痛でも、低気圧が近づくときより雷が来るときの方が、体感として頭痛が強烈です。
逆に、台風が接近、直撃しても体調に何の変化もないこともあります。
気圧の急激な変動に弱いのなら、飛行機はどうなのか?
飛行機は離陸直後の上昇で15~30分の間に0.8気圧ほどになるけれど、そこで激しく頭痛になるのか?
と疑問が浮かびますが、今までの人生でそうなったことは一度もありません。
上に述べたのは私の体質ですが、雷はなんともないが台風はダメな人、天気痛は無いが飛行機が辛い人、全部なんとも無い人、全部ダメな人、月曜の雷はなんとも無いが金曜の雷はダメな人等々、おそらく色々な人がいると思います。
先日、同じく片頭痛持ちの知人に「雷の日って頭痛くなるよね」と話を振ってみたのですが、その人は痛くならないと言っていました。人体って不思議です。
五苓散+呉茱萸湯が効いた
自分の天気痛にはNSAIDsがあまり効きません。天気痛といいつつ中身は片頭痛ですから、さもありなんという感じです。
今まではNSAIDsを飲んだ上で「温かい飲み物や刺激の少ない食事をとる」ことや「入浴、シャワーで体を温める」ことで数%気分がよくなることがありました。ただ気分が改善するのも毎回という訳ではなく、運が良ければ…という博打状態でした。薬以外で一番効くのは「寝ること」でした。
目を閉じて暗闇でじっとして脳への入力を減らすこと、そして時間経過で気圧の状態が変化すること(もしくはその状態に身体が慣れること)だけが特効薬でした。
そんな折、Xで五苓散+呉茱萸湯の組み合わせを勧めているポストを見かけました。五苓散を飲んだ数分後に呉茱萸湯を飲むというものです。
五苓散だけ飲んだ時は大して効かなかったし、数分差で二つの漢方を飲んだところで、何が変わるんだろう…
と半信半疑ながら試してみます。すると、これが効くではありませんか。それにかなり即効性があります。人体って不思議。
日本医事新報社の記事では、片頭痛患者101例のうち85例、割合にして84.2%で五苓散と呉茱萸湯の同時投与によって頭痛が軽くなり、多くは投与10分後には痛みが大きく改善したという報告が紹介されていました。
五苓散と呉茱萸湯は、多くの人に効果のある組み合わせのようです。
漢方は西洋薬と併用ができる
嬉しいことに、この二つの漢方薬とバファリンのようなNSAIDs系の西洋薬は、基本的に併用できるとされています。なので、五苓散と呉茱萸湯を飲んでもまだ痛みが引かない場合は、最悪バファリンも追加で飲めます。
そしてトリプタン系薬剤とNSAIDs、漢方も併用が可能です。頭痛に効く薬、なんぼあってもいいですからね。あればあるほど安心が積み重なっていきます。
自分に合った対処法を見つけよう
頭痛の漢方治療について(J-STAGE)という論文では、呉茱萸湯と五苓散の他にも、「呉茱萸湯+桂枝加芍薬湯または桂枝加芍薬大黄湯」や「当帰芍薬散+呉茱萸湯」の併用が紹介されています。その人の体質によって、合う漢方の組み合わせや種類も多岐に渡るようです。
手札がたくさんあると、それだけで少し安心できます。自分にあったものがわかっていると、頭痛が来ても「これで乗り切れる」という心強さがあります。
雷の季節はまだしばらく続きます。
試したことがない方は、数ある選択肢の一つとして五苓散+呉茱萸湯を試してみるのはいかがでしょうか。



